WebデザイナーとDTPデザイナー

どちらもデザイナーとついているから一緒!………とは言えません。実は。
DTPデザイナーさんにWebのデザインを依頼しても困るし、WebデザイナーさんにDTPのデザインを依頼しても、印刷の段階でいろいろ問題が発生します。似ているようで結構違うんです。

ココが違う1 使える色・解像度

以前ブログの記事で書いたこともありますが、ホームページはモニター(画面)で閲覧。DTPは印刷物です。モニターは光で色を表現するので、鮮やかな色の発色もよく、パールカラーの色も再現しやすいです。一方DTPはインクを混ぜて色の表現をするので、淡い色の表現が苦手だったりします。Webデザイナーは普段RGBカラーでデザイン、DTPデザイナーはCMYKカラーを使用するので、完成データのカラーモードがそもそも違います。
また画像のきめ細やかさを示す「解像度」。これもWebとDTPではかなり異なります。

ココが違う2 サイズ

DTP(紙面)の場合。完成された時のサイズは決まっています。A4サイズ、B4サイズと先にサイズが決定していて、その中にパーツを配置していきます。デザイナーはそのレイアウトを上手く配置し、目に留まるデザイン、見てもらえる内容に仕上げていきます。それに対しWebは…仕上がりのサイズが決まっていません。パソコンのように横長の画面で見ている人もいれば、スマホで閲覧している人は縦長です。画面のサイズがどんな状況であっても綺麗に見えるようなデザインをしなくてはいけません。DTPデザイナーさんは、このサイズが定まらないのにデザインをするというのが難しいようです。逆に、Webデザイナーは普段用紙の中にものを納めなくても、スクロールさせる、クリックしたら別のページというようなデザインもできるため、エリア内に収めることや、印刷で出せる最小の文字サイズや線の太さの感覚が曖昧です。

ココが違う3 自由度

DTPは新聞に入れる、ポスターで貼る、お客様に配るなど、見てもらう人数を先に想定してその枚数印刷します。優れたデザインであることがベストではありますが、少々残念なデザインであっても新聞の折り込み広告として入っていれば見てしまう人もいます。ところがホームページのデザインは、検索でサイトを表示してもらえないことには見られないものです。極端な話しになってしまいますが、優れたデザインであってもSEO(検索対策)が整っていない限り、発掘されないサイトです。そこで、検索>デザインとなってしまうこともあります。例えば、サイトのトップページがおしゃれで1文字の文字もないようなサイトだと、そのぺーじに文字が存在しないとで検索としては評価しにくいサイトになってしまいます。文字をある程度入れて、これを入れると検索上位になるというルールの上でデザインが必要になったりします。自由にデザインするという意味では、Webだと制限がいろいろできてしまいます。

このように、WEBのデザイナーとDTPデザイナー。どちらもIllustratorやPhotoshopで制作は出来ても、デザイナーとして必要な知識やルールがそれぞれ異なっているので、それぞれ専門のデザイナーさんに依頼することをおすすめします。

もちろん弊社ではDTPもWebも知識を持ったデザイナーが所属しています。
どちらもまとめてのご依頼も大歓迎!!!
むしろ同じ会社にお願いしておけば、元データや使ったものを共有しているので制作しやすかったりします。片方しか作ったことはないけれど、Webサイトに興味が出てきた、サイトの更新はしているけどDTPのデザインが必要になったなど、気軽にご相談ください。