IT導入補助金、あなたはもらえる?もらえない?

あなたはIT導入補助金の対象者?

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先日の記事『経費の3分の2が助成される制度を使ってホームページが作れます!』では現在公募中の補助金について簡単な紹介をしました。

改めて簡単に触れておくと、IT導入補助金とはホームページ制作や業務ソフトなど、いわゆる”ITツール”導入の為に支払った経費の3分の2、金額にして最大100万円までが返済不要の補助金を受け取ることができる制度です。
この制度を利用すると、今まで導入したいな〜と思っていた受注予約システムや販売・仕入・在庫管理システム、勤怠・給与計算、会計ソフトなどの業務システムなどに利用できます。更に販売力強化に繋がるホームページの制作やリニューアルにも利用できます。
これらのソフトウェアはパッケージソフト・クラウドのいずれにも対応しています(クラウドの場合は利用料の1年分のみが適用できる)。
つまりあなたが自社の業務改善や販売力強化をしたいと思うポイントにマッチするソフトウェア導入に対して適用できると言えます。

とはいえ、この補助金は誰もが必ずもらえるわけではありません。加えて市販されている全てのソフトウェアが適用されるわけでもありませんし、購入するお店によっても適用できる場合とそうでない場合があります。

そこでこの記事ではIT導入補助金を利用できるヒト、モノは何か?について触れていきたいと思います。

あなたは対象者?それとも・・・IT導入補助金を利用可能なヒトとは?

まずIT導入補助金を利用可能(公募可能)なヒトは誰でしょう?対象者を紹介しましょう。
※中小企業・個人事業主であること。
 (資本金や従業員数、役員の構成によっても対象の可否がわかれる)
※まだ公募したことがないヒト。
 (IT導入補助金に公募できるのは1法人1回までです。2017年4月現在二次募集を行っていますが、一次募集で公募したヒトは対象外になります)

どこから購入したものが対象か?

IT導入補助金を利用するには『IT導入支援事業者』から購入〜導入したものでなくてはなりません。もしあなたが今、具体的に導入を検討しているITツールがあって補助金活用を考えているなら、その導入業者がIT導入支援事業者かどうか?確認すべきです。
IT導入支援事業者・コンソーシアム検索画面からその業者さんがIT導入支援事業者かどうか?確認することができます。ちなみに我々メルシーは既にIT導入支援事業者に登録されています。

IT導入支援事業者は単にソフトウェアの販売やホームページ制作をしてくれるだけの役割ではありません。むしろIT導入支援事業者選びはあなたにとってかなり重要です。
なぜならIT導入支援事業者は補助金の公募申請を代行する役割を担ってくれますが、申請の仕方によって採択される確率が大きく変わる可能性があります。そう、この補助金は申請が認められないとお金がもらえないのです!採択の確率を上げるポイントについては改めて触れたいと思いますが、適当に書いた申請書類では採択されない可能性があるのを知っておくべきでしょう。
さらに採択〜導入した後もIT導入支援事業者は大きな役割を果たします。

もしあなたがこの補助金を受給したら、導入1年後〜4年間の都合5年間に渡り毎年1回、補助金対象ITツールの導入効果を計測して報告書を提出しなくてはなりません。この申告はIT導入支援事業者が協力して行うこととなっていますので、少なくとも5年間は良い関係で取引を継続できる、信頼に値する業社でなくてはなりません。
(報告を怠ると受給した補助金の返還を求められる場合があります)

少し話が逸れましたが、いずれにしても信頼できるIT導入支援事業者とタイアップするのが補助金活用の大前提と言えるでしょう。

補助金対象となる”ITツール”とは何だ?

“ITツール”とは冒頭で紹介した業務改善や販売力強化に貢献するソフトウェアやホームページ、ウェブサービスのことを指します。
ITツールは導入業社であるIT導入支援事業者が事前に登録したソフトウェア・ウェブサービスである必要があります。とはいえ補助金を視野に入れた提案をIT導入業社がしてきたのであれば、既に登録されたものであることが前提となるでしょうから問題はないでしょう。

なのでここでは追加の話題として、採択されやすいであろうITツールについて触れておきましょう。

まずIT導入補助金の申請を行う前提として『導入することで、生産性の向上を図られること』が満たされていなくてはなりません。では『生産性の向上』とは何か?ざっくり言うと『従業員一人当たりの付加価値が上がること』とされています。
従業員一人当たりの付加価値を上げるには?方法は二つしかありません。

※現在の従業員数で売り上げを上げること
※現在の売り上げで経費を削減できること

なので、それに寄与するモノであることが求められます。
そう考えるとどうでしょう?

売り上げを上げるITツールとして一番に思いつくのが『ホームページ』ではないでしょうか?集客に寄与するホームページ制作は採択されやすいITツールと言えると思います。
逆に単なる会社紹介のホームページでは集客できません。またターゲットが明確になっていないネットショップも効果が薄いと見なされる可能性があります。
業務系のソフトでは社内の情報共有ツールや顧客管理を行うソフトウェアは販売力強化に繋がると見込まれます。これらのソフトウェアは多くのソフトウェアメーカーから提供されているので目的や環境に合ったものを選定することで採択される確率が上がると思います。

経費を削減できるITツールはなんでしょう?よくあるのが販売や仕入・在庫を『見える化』管理できるソフトウェア導入です。正確に売上・仕入を管理できるようになれば、適正な仕入れや在庫確保をすることができ、経費削減に繋がります。

逆に採択されにくいであろうソフトはなんでしょう?これは個人的な見解ですが、会計ソフトや給与計算ソフトなどのソフトウェアは単体では採択されにくいと思います。
これらのソフトがダメというワケではありません。ですがこれらのソフトウェアは手書きの場合よりも効率的になるとはいえ『生産性が上がるかどうか?』の視点で見るとちょっと弱いように思えるからです。

なのでこれらのソフトウェアを導入する場合は、他のソフトウェア(販売・仕入管理ソフトなど)と組み合わせることで採択されやすくなります。

いかがでしょうか?IT導入補助金は『あなたのビジネスの生産性を上げる為の投資』を手助けしてくれるものです。
IT導入補助金は現在、平成28年度補正予算として6月末まで公募を行なっています。ですが恐らく今回の公募が締め切られた後もすぐではないにしろ、断続的に公募がなされていく可能性が高いと思います。
なので慌てて検証もせず導入するのではなく、しっかり検討をして必要があるもの、有用性があるものを見極めることが重要です。

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