ホームページなぞ、作成しても無意味?

ホームページなぞ作っても無意味?
先日、とあるサロンのお客さんと話していた時のこと。その方はサロンのスタッフさんですが・・・

お客さん
あの~ぶっちゃけホームページとかって~もう作っても無意味じゃないですかぁ~?

おだぎり
ほう、なんでそう思うの?

お客さん
だってほら、ウチらみたいな業界って~もうホットペッパーとかからしか新規のお客さんこないじゃないですかぁ~。あとLINEとかフェイスブックとか?そう言うところしかお客さん見てないじゃないですか~。だから手間とお金かけてホームページとか作っても意味ないんじゃないかと思うんですよね~。

と言う感じです。。。ほぼ雑談レベルでの会話だったので特に反論することもなく・・・

おだぎり
まぁ、確かにそーだよねー

とその場を流してしまった訳ですが。。。

ホームページはサロンの集客には役に立たない?

実際にこう思っているサロンさんは実は少なくありません。なぜか?
他の業界でビジネスをしている人からすると疑問に感じるかもしれませんが、美容業界は少し特殊な事情があります。

それは上のスタッフさんも言っている通り『ホットペッパー(の集客力)が非常に強いこと』です。
ホットペッパーに店舗情報を掲載するだけで、多くの新規客が訪れます。
わざわざお金と時間を要して自前のホームページなど作成しなくても、ホットペッパーに電話一本かければ担当営業さんがやってきて、取材~撮影をし、遅くとも数週間後にはホットペッパーのウェブサイトにキレイな写真が掲載されたサロンページが出来上がり!お得なクーポンがつけられるから、それを見た新規のお客さんが続々とやってきます。

しかもネットだけでなく、コンビニなどにフリーペーパーとしても配布設置されているのでリアルの集客も抜かりはありません。

集客はホットペッパー一本でOKなのか?

このように圧倒的な集客力を誇るホットペッパーですが、果たしてこれ一本で集客は大丈夫なのか?と言うと、そうではありません。
なぜならホットペッパーに掲載するには

高額な広告掲載費がかかるのです。

となると規模の大きなサロンはともかく、小規模のサロンでは依存することはできません。
加えてこんな問題も同時に出てきます。それは・・・

  • 客単価が下がる
  • 顧客のリピート率が下がる
  • 誤解のない様に言いますが、なにもホットペッパーが悪い!と言うわけではありません。とはいえホットペッパーを見て来訪するお客さんの特性上、そうなってしまうのです。

    なぜか?

    お店に来店する動機が『クーポンありき』になってしまうから

    ホットペッパーを閲覧していると分かりますが、多くのサロンがずらっと横並びに掲載されているので、どれを選んだら良いか?分からなくなってしまいます。
    口コミやら写真やら、多くの検討材料が用意されてはいるものの、最終的にコレ!と選びにくいのです。となると、取りあえず良さそうな所をチョイスして、あとは自分にとってお得と思えるクーポンが利用できるサロンを選んでしまうのです。

    なのでホットペッパー経由で来店するお客はクーポン利用が非常に多くなります。それはお客の客単価の下落につながります。

    顧客のリピート率が下がる

    ホットペッパー経由のお客は『まぁ取りあえずクーポンあるし』と言うマインドで来店しているので、そのサロンをリピートしようと言う気持ちがあまりありません。次回はまたお得なクーポンが使える別のお店に行ってしまいます。

    サロン側の目線で考えると『せっかく安い金額で施術したのにリピートしてくれない』状態になってしまいます。
    しかも単価の低い新規客がたくさん来店することで既存のお客さんへのサポートが手薄になってしまうので、本来大切にしなくてはならない質の高いお客さんも手放してしまうことになってしまいます。

    顧客のリピート率が下がることはサロンにとって死活問題ですが、集客がホットペッパー頼みになってしまうとこの様な状況になり兼ねません。

    集客をホットペッパー頼みにしない仕組み作りが必要!

    ここで言いたいのは『ホットペッパーは使うべきでない』と言うことではありません。ですが頼りきりになってしまうのは危険だと言うことは理解しておくべきです。
    特に重要な点を優先順位をつけていうと・・・

  • 既存のお客さんを手放さない仕組み
  • 新規客をリピート=固定客化させる仕組み
  • ホットペッパー以外から新規客を獲得する仕組み
  • になるでしょう。
    『既存のお客さんを手放さない仕組み』は言うまでもないでしょうが、それと並行してホットペッパー経由で来店したお客をいかに固定させるか?の仕組み作りが重要です。
    ここで活用するのがSNSです。SNSは来店したお客さんをフォローしコミュニケーションを取るのに向いています。なので積極的に取り組む必要があります。

    『ホットペッパー以外から新規客を獲得する仕組み作り』はどうでしょう?これはSNSでは代用することはできないのでしょうか?
    結論から言うと簡単ではありません。
    なぜなら新規見込み客はあなたのお店のことなど知りません。SNSは知っている人どおしのコミュニケーションの場ですので、そこにリーチするのは簡単ではありません。ましてやSNSで売込みは厳禁、効果が出るどころか引かれてしまうだけです。

    ではどうするか?
    ここで活用すべきなのがホームページです。
    そもそもなぜ多くの見込み客がホットペッパーを見るのか?その大きな理由は『多くの検索フレーズでトップに出るから』です。
    『浜松市 美容サロン』『浜松市中区 美容室』『浜松市 カット』
    これらで検索した場合、全て検索トップはそう・・・ホットペッパーです。
    ですが全てのお客は検索1位だけを見るとは限りません。そしてグーグルをはじめとした検索エンジンは、検索1位~10位の全てをホットペッパーにすることは絶対にありません。なぜならグーグルは『ダイバーシティアップデート』を2013年に行っており、検索ユーザーに多様な情報を提供することを目指しているからです。

    検索1位を狙うのは難しいでしょう。そこはホットペッパーの独壇場ですから・・・なのでホットペッパーに広告費を払ってでも掲載するのは悪い選択肢ではありません。
    ですが自社のホームページ集客を諦めるべきではありません。

    検索順位を上げる施策を取るよう努めることは、手間と時間はかかっても結果的に集客コストを押し下げることになります。しかも自社ホームページ経由で来店してくれたユーザーは、繰り返しリピートする良いお客さまになってもらえる確率が高いのです。

    サロン業界だけの話しではありません

    最後に、今回はサロン業界の話しでしたが、それ以外での業界も例外ではありません。様々な業界において、その業界向けに特化したポータルサイトや比較サイトなどが大手企業によって次々と作られています。今はそれほどでもない業界においても今後も同様の状態が続くとは限りません。
    そうなった時点で慌てないように、集客の仕組み作りを進めておく必要があります。