メルシー

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ホームページのオーナーであれば『今すぐ検索で一位になりたい!』と思っているはずです。

それもそのはず、検索で一位になれば新規のお客さんが続々とやってきて売り上げがどんどんアップしそうです。
なにより『地域名+サービス名』で検索してみると・・・表示されるのは、いつも見慣れた同業他社ばかり・・・
彼らを上回る順で表示された時の優越感と言ったら、売り上げがどうのこうのじゃないよ!と思っている社長も多いはず(^^;)

まぁそんな意地とかミエはおいといて・・・
確かに狙っているキーワードで上位表示されることは、成果に近づくことに違いありません。

では、狙ったキーワードで1位になるとどうなるか?を少し想像してみましょう。

そもそも『地域名+サービス名』で1位になる、とは?

ウェブ検索の大部分のシェアを誇るグーグルは、常に検索順位を決めるルールを見直し続けています。
そのルール決定を決める際の根本的な考え方は『検索ユーザーにとって最適な情報を提供すること』で終始一貫しています。

そう考えると『地域名+サービス名』で検索1位になることは『(インターネットの中で)名実共に地域で一番オススメのお店・会社』であると言えます。
検索順位を決める指標は200項目以上あると言われていますが、大まかに『人気要素』『内部要素』『外部要素』の三つの要素で決まると言われています。

『人気要素』・・・そのサイトに訪れるユーザー数や訪問数です
『内部要素』・・・そのサイトの内容(サイトで掲載している内容やページ数・文字数など)
『外部要素』・・・そのサイトに対して外部サイトに貼られて入るリンクの数や質です

実際に多くの人の来店があり(人気要素)店内も充実している(内部要素)、他の人からの口コミもある(外部要素)と言ったところでしょうか?
それらを総合的かつ客観的に判断して検索順位を決めています。そう考えるとリアル店舗の評価と良く似ていると思いますよね?

逆の視点で言うと、ホームページを作ってすぐに1位にするのが難しいのは、いくら店内を充実したものであったとしても、お客さんが集まっていないから、他の人からの口コミもない状態だから。
ホームページを作成したのち、ブログやSNSを連携活用して、ホームページに集客する対策を怠っていると、いつまで経っても順位が上がらないのです。

集客のために集客する・・・的な思考が求められます。ちょっとかったるい感じもしますが。

検索1位になるとどうなる?

では名実共にグーグル様に認められ、晴れて1位になったらどうなるか?
アクセスが伸びるのは確実でしょう。7位や8位ではなく、1位2位ではクリック率がかなり高くなります。
ただしアクセス数がどの程度伸びるか?は商圏の広さにもよります。
例えば浜松市の人口は約80万人います。これに対し袋井市は約8.5万人と9倍以上の開きがあります。
当然『浜松市 〇〇』の方が多くのアクセスを呼べます。もちろんそれだけ競争率も高いので1位になるまでの難易度も上がりますが。

次に売り上げが伸びるか?これは別問題です。特にビジネスモデルによって大きな違いが出るでしょう。

飲食店やサロンなどの来店型ビジネスであれば、恐らく来店数が増える=売り上げが増えるでしょう。
通販ビジネスでもアクセス数が増える=売り上げが増えるでしょう。
(ただし通販に関する検索フレーズで1位を取るのは簡単でないことが多いですが)
BtoBビジネスの場合はアクセス数が増え、問い合わせ数は増えるでしょう。ですが売り上げが伸びるかどうかはその先の『成約率の高さ』によります。

例えば、もしあなたがリフォームのビジネスをしていれば、見積り依頼が増えるでしょう。
ですが、今までの集客方法で獲得する見込み客とネット集客で獲得した見込み客では”心理状態が異なる”点に注意しなくてはなりません。

リアルの口コミや紹介でやってくる見込み客は既に信頼関係が出来上がっていることが多いので、容易に成約に結び付くことが多いです。
一方、ネットの場合はどうでしょう?見積り依頼をすると言っても、まだ購入するかどうかも分からない。購入するにしてもあなたから購入するかも分からない・・・そんな状況であることが多いです。
『浜松市 リフォーム』で検索していれば、他にも同じリフォーム会社がズラリと並んでおり、ユーザーはいくらでも比較できる状態だからです。

つまり、検索1位になると見積りを作るという仕事は増えるが、売り上げが伸びるとは限らない、と言えます。
見積りを作る専任スタッフがいる会社であれば問題ありませんが、そうでない小さな会社の場合は負荷がぐっと増える可能性があります。

ではその場合どうすれば良いか?答えは2つです。
一つは大まかな価格をホームページで提示しておくこと、もう一つは得意とする分野を絞っておき、あまり得意でない分野では勝負しないことです。
大まかな価格を提示しておくことで、そもそも予算的に無理があるお客さんは来なくなります。
得意分野を絞ることはお客さんを絞ることになりますが、成約率の上がる分野で勝負した方が成約率が上がりますので結果的に売り上げを伸ばすことにつながります。

もちろん価格以外の部分で他者との違いを出す工夫をすべきなのは言うまでもありません。
とは言え特に小さな会社では、自社のリソースに合わせた現実的な戦略を検討しておくことも必要だと思います。